節約の優先度を決めよう
節約生活と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?
買い物は安いお店を選ぶ、食事は安い食材を使う、お風呂の水を洗濯に使う、電気をこまめに消す、クーラーは我慢して扇風機を使う・・・
こういった生活は精神的にキツイ割に効果が低く、長続きしませんし、健康にも悪影響がでる可能性があります。
節約を上手く続けていくには、まず固定費から見直すことがコツです。
今回は固定費を下げるメリットや、具体的な固定費についてご紹介します。
固定費から考えるメリット
固定費の一つ一つは少額であっても、意識していないと金額が積み重なっていきます。
いつの間にか毎月の出費で生活が苦しくなっているかもしれません。
固定費を効率よく下げることができれば、生活の質をあまり下げることなく毎月の出費を抑えることができます。
そして、少しずつ貯金や投資に回せるお金が増えれば、急な出費で慌てることもありませんし、将来やりたい夢を叶えることができるかもしれません。
そのためには、自分の価値観を見つめなおし、何が自分にとって大事なことなのかを見つけることが役に立ちます。自分にとって大事なことについてはお金をかけ、あまり大事でないことは削っていく、そうすることでつらさを感じない満足度の高い節約生活を続けることができます。
主な固定費
主な固定費の例を挙げると、
- 住宅ローン、家賃
- 自動車ローン
- 民間保険
- 携帯電話のプラン、インターネット回線
- サブスクリプションサービス(動画、音楽、パソコンソフトなど毎月お金を支払って利用するサービス)
があります。
金額が大きいところから見直していけば、より効果が高いです。
住宅ローン、家賃
住宅ローンは金利は低いですが、元々の金額が大きく支払う期間も長いため、総額数千万円はかかります。
三井住友銀行のホームページを参考にすると、借り入れの平均は3000万円~4000万円とのことです。
出典:三井住友銀行 月々の返済額・借入額・頭金の平均額は?みんなの事情を解説
30年以上のローンを組んでも、毎月10万円前後のローンを支払い、残った給料で他の費用を支払わなければなりません。
毎月決まった額を支払い続けなければならないため、もしも転職、リストラ、介護など人生のイベントがきっかけで収入が減ったときに生活が苦しくなる可能性があります。
もちろんマイホームを持つこと、家族との時間を過ごすことが人生の夢である場合は、すぐに買われた方がいいでしょう。
ただ、周りがマイホームを買っているという理由で買う場合は、現在の給料がずっと続くつもりでローンを組むことには、慎重になった方がいいでしょう。
家賃についても、手取りの3割程度が目安などと言われますが、ゆとりのある生活を送るには高いと感じます。もっと低い家賃の部屋で満足できるのなら、引っ越しも視野に入れてはいかがでしょうか?
自動車ローン
住宅ローンと同じように、自動車もローンで買う場合は金利がかかりますし、場合によっては、住宅ローンよりも高い金利を支払うことになるかもしれません。
車を買い替えていくたびにローンを組むとなると、人生で車に支払う金額は数千万円かかる可能性があります。
さらに車検代、駐車場代、ガソリン代、高速道路料金、自動車保険など、車自体の費用以外にもお金がかかります。
車にあまり乗らない、電車やバスなど公共交通機関で生活に困らないのであれば、車を手放す、レンタカーやタクシーを使うなどの対策を考えてもいいかもしれません。
民間保険
公的な医療保険以外で民間の入院保険、介護保険などを利用している場合、お金を払いすぎていないか考えてみるのもいいでしょう。
公的保険でカバーできる範囲は意外と広いため、自分にとって必要な分を保険で補うという形にした方が効率がいいです。
保険会社は商品を売ることで利益を得ているのであり、支払った保険料のいくらかは保険会社の利益として上乗せされています。
病気やけがについては貯金で対応できるようにしておけば、今まで支払っていた分の保険料を貯金に回したり、他のことに使うことができます。
携帯電話のプラン、インターネット回線
大手キャリアのプランの場合、毎月の電話料金は高くなりがちです。
格安SIMを扱っている業者や、大手キャリアのサブブランド(ドコモのahamo、AUのUQモバイルやpovo、ソフトバンクのワイモバイルやLINEMOなど)に変更するだけでも毎月数千円、1年で数万円を節約することができます。
私は電話回線はpovo、データ通信はマイネオを利用しており、毎月の料金は1500円程度です。以前使っていた大手キャリアでは毎月7000円程度かかることもあったため、このプランに変更しただけでもかなりの節約になりました。
サブスクリプションサービス
動画、音楽、パソコンソフトなど現在は多くのサービスでサブスクリプションが利用されています。
一つ一つは数百円~数千円ですが、いくつかのサービスを使うようになると、思っていたよりも多い金額を毎月支払っていた・・・ということもあります。
自分が今使っているサービスを、一度紙に書き出してみて、使っていないサービスは思い切って契約終了してみてもいいかもしれません。
まとめ
節約はまず固定費から見直すべしというテーマで記事を書かせて頂きました。
自分の価値観を見直し、大事でない部分について出費を削っていくことができれば、満足度の高い節約生活を行うことができます。
今回の話がお役に立てれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。