物価高の今、ふるさと納税を活用した節約術

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物価高の日常

2024年3月現在、日本はインフレが続いています。値上げラッシュが続き、様々な食品、生活用品の値段が上がっています。家計が厳しい、貯金がやりづらいなどお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

節約生活を行う上で、ふるさと納税制度を活用すると食品、生活用品への出費を抑えることができます。
今回、簡単ではありますが、ふるさと納税制度でどのようなメリットを得られるか解説します。

ふるさと納税について

ふるさと納税という制度について簡単に説明します。元々の成り立ちとしては、地元から別の場所(都会など)で働くようになった方が、地元の市町村を応援する目的で納税できる制度を作れないか?という考えから始まりました。

生まれ故郷を応援したいという思いから
作られた制度

総務省の解説サイトを引用すると、「生まれ育ったふるさとに貢献できる制度」、「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」として創設されました。
*総務省の解説サイトについてリンクを張ります。 総務省 よくわかる!ふるさと納税

そして、自分が応援したい自治体へ納税することで、納税のお礼として返礼品を受け取れます。
現在は返礼品の方が主役のように扱われがちですが、自治体への応援という意識を持ちながら活用して頂けるとお互い気分が良くなる感じがします。

ふるさと納税の活用

ふるさと納税は、生活費を節約する上で非常に役に立ちます。

人によって納税できる金額は異なりますが、控除上限額(ふるさと納税として使える金額の上限)までは2000円を負担するだけで様々な返礼品を受け取ることができます。

返礼品の値段は、納税額の大体3割です。(つまり、1万円を納税すると、大体3000円分の返礼品を受け取れます。)

ふるさと納税で納税したお金は、ワンストップ特例制度や確定申告を行うことで、翌年の所得税、住民税から減額されます。(具体的なやり方は下記のサイトでも紹介されています。)

ふるさと納税を活用すれば、本来税金として差し引かれるだけだったお金で、自分が選んだ返礼品を受け取れます。節約に役立つ返礼品を選べば、日常生活も楽になります。

上限額については楽天ふるさと納税、さとふる、ふるなびなど各種サイトで大まかな計算や、源泉徴収票などを使った詳細な計算ができます。

楽天ふるさと納税>サイト右上の「まずは寄付限度額をチェック!」のボタン、あるいは左サイドバーにある「寄付限度額シミュレーター」
さとふる>左サイドバーにある「控除額シミュレーション」
ふるなび>右サイドバーにある「控除シミュレーション」

おすすめの返礼品

日常生活で普段使用している食品、消耗品がおすすめです。例を下に書きます。

  1. 白米、玄米
  2. 味噌
  3. 洗剤(食器用、洗濯用)、柔軟剤
  4. トイレットペーパー
  5. 缶詰
  6. 酒類、ビール

白米、玄米

白米は1万円~2万円で10㎏以上受け取ることができます。そんなに食べきれないという場合でも、5000円程度で5㎏など少量で受け取れる自治体もあります。数は少ないですが玄米を返礼品にしている自治体もあり、好みに合わせて選ぶことができます。

味噌

1万円未満で目安として2~3㎏の味噌を受け取ることができます。また、自治体によって種類もたくさんあるため、お好みで選ぶことができます。

洗剤(食器用、洗濯用)、柔軟剤

食器用洗剤、洗濯用洗剤は普段使っているものが取り扱われていないかもしれません。アタック、スーパーナノックスなどメーカー品もあれば、自家製の洗剤もあります。

トイレットペーパー

種類によりますが、1万円~1万7000円で6袋~8袋を受け取れます。ただし、トイレットペーパーの数が多いため、保存する場所を確保する必要があります。

缶詰

サバ、イワシなどの魚、果物、パンなど様々な缶詰が取り扱われています。缶詰であれば長期間保存ができるため、ストックとして置いておいて、少しづつ消費することができます。
缶詰とは異なりますが、カロリーメイトも返礼品として取り扱われています。簡単な栄養補給ができるため個人的にお気に入りです。

酒類、ビール

日本酒、焼酎、ワイン、ビールなど多数扱われています。返礼品によっては、毎月や2ヶ月ごと配送のように定期便を選ぶことができます。日常的にお酒をたしなむ方は、ふるさと納税を活用することで酒代を抑えることができます。

注意点

1つ目は、自分の控除上限額をまず確認してください。控除上限額を超えて納税した分は翌年の所得税、住民税から減額されません。

2つ目は、納税した後のワンストップ特例制度や確定申告を忘れないでください。忘れた場合は翌年の所得税、住民税から減額されません。

3つ目は、ふるさと納税サイトに登録する寄付者の住所と、住民票に書いてある住所が同じであることです。また、納税後に引っ越した場合は手続きが必要になります。

まとめ

ふるさと納税の活用術について説明しました。日常生活で普段使用している食品、消耗品を返礼品として受け取ることで節約生活に大いに役立ちます。
物価高への対処をしたい時、貯金をしたい時などに参考にして頂ければ幸いです。
お時間を頂きありがとうございました。

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